「帰れない二人」

takase222014-01-13

タイでは、反政府派による「バンコク封鎖」がはじまった。
《デモ参加者たちは12日夜から、バンコク都心と近郊の主要交差点7カ所で集会ステージ設営や道路封鎖を開始し、13日朝から集会を始めた。どの会場にも数千人規模の群衆が集まっている。野党地盤のタイ南部の県などから動員されたとみられる人びとが中心となっている。》(朝日新聞
インラック首相は、2月に総選挙をやると発表したが、反政府派はこのボイコットを決めており、混乱収拾のメドはたっていない。どういう形で決着するかで、今後の大きな方向性が見えてくるだろう。
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近所の農家の無人販売所で野菜を買った。
ネギ、大根、白菜どれも安い。いま野菜が高いので助かる。
無人販売所方式が機能するには、買い手の正直さを信頼することが前提になる。これを見るたびに、まだ日本も捨てたものじゃないと、ちょっと安心する。
年末の大掃除もせずに、家の中がぐちゃぐちゃになっている。私も娘たちも整理整頓ができずに、いつもかみさんに叱られているのだが、きょうは一念発起して部屋の片付けをした。
「もったいない」とモノを捨てられない私だが、最近は、自分の年齢を考え「このまま死ぬまで使うことはないだろうな」と思いきりよく、捨てるようにしている。
問題は本で「いつか読もう」となかなか捨てられず、どんどん場所を占領していく。残された時間を考えれば不可能なのに。

夜は、以前録画しておいた年末放送の「井上陽水ドキュメント〜『氷の世界』40年」(NHKBSプレミアム)を観た。
たくさんの知らなかったエピソードが紹介されて楽しい番組だった。
とくに「心もよう」と「帰れない二人」のどちらをA面にするかでもめた話が面白かった。
陽水はじめ制作サイドはほぼ全員が「帰れない」を薦めたのに対して、多賀プロデューサー一人が強硬に「心もよう」を押し決めてしまった。結局はその判断が大ヒットにつながったという。
「帰れない二人」は忌野清志郎と一緒に中野のアパートで作った。陽水は、清志郎と一行づつ交代で作ったと記憶しているそうだ。

思ったよりも夜露は冷たく
二人の声も震えていました

で始まるこの歌、番組で聞いて、あらためて名曲だなと感動した。
http://www.youtube.com/watch?v=r2EWnKDulQA
久しぶりにくつろげた休日だった。