プランターのアサガオの花が咲いた。
アサガオは青が一番きれいだと思う。朝起きると咲いているかどうか確かめるのが楽しい。
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ストレスが消化器にくる体質なので、このところ、吐き気がして食欲が無かった。
しかし、あまりにもいろんなトラブルがやってきて、心のどこかで開き直ったのだろうか、きょうの夕方、なぜかすーっと力が抜けて楽になった。同時に腹が減った。
で、帰宅したら、こないだ巣鴨の商店街で買った目刺が焼いてあって食欲をそそられ、ご飯をおかわりして腹いっぱい食べた。苦い頭、腸(はらわた)がとても美味だった。ということは、体が苦味などを要求しているのだろう。ミョウガなどのちょっと刺激のある野菜もうまく感じられる季節である。
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今週の朝日歌壇。
松田梨子・わこ姉妹のほか、高橋理沙子、室文子、中村桃子ら常連の若い衆がそろって入選した。
全部紹介できないので、きょうは中村桃子さんの歌。
「いつやるの」「いつかやるもん」「だからいつ」ママとわたしのやりとりいつも
彼女たちは、当たり前の日常をみんな歌に詠んでしまう。こんなのオレだって詠めるぞ、と思うが詠めないんだろうな。
若い(幼い)子たちのほほえましい歌にまじって、こんな強烈な歌が・・
この人の子をなしたいと思うとき密かに暴れ始める母性
(加賀市)敷田八千代
うーむ。恋というものは、女性の側のこの激しい情念に支えられているのだと再認識させられる。
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自民圧勝が確実視されている。
あれほどハチャメチャな政策を掲げても勝つんだなあ・・・。いま日本は大きく方向を転じようとしている。
スウェーデンなどのように「バックキャスト」で方針を立てる国は、政権交代しても柱になる方針は大きな変化がないが、日本はほとんどの政党が「フォアキャスト」で場当たりな政策、というより対策(問題が出てから出すのが「対策」。出生率が落ちてから「少子化対策」を言い出すように。ずっと前からこうなることは分かっていたはずなのに)しか立てないから、政権が変わると、前のいろんな約束は反故になる。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20121205
しかし感心するのは、「アベノミクス3本の矢」とか「日本を取り戻す」などのコピーだ。うまいと思う。
「失われた二十年」のあいだ、日本はこんなはずじゃない、本来のあり方じゃないと思い続けてきたあとで「日本を取り戻す」と言われれば、ひきつけられてもおかしくない。
そんななか、コメディアンの松元ヒロの13日付ツイッターに《山形新聞は偉い!「この選挙で憲法が変わるかもしれない。自民党の改正草案はとんでもない!憲法の意味が分かってない。大変なことになるぞ、皆気付け!」と言っている。感動した。》と書いてあった。
抜粋して紹介すると―
山形新聞「時鐘」13日
《202X年の日本。そこでは仲の悪い家族が次々と逮捕されていった。ある者は家庭に生活費を入れずギャンブルにふけり、ある者は年老いた家族のケアを怠った。容疑は新しくできた家族親愛法の「互いに助け合う」義務違反―。
自民党の憲法改正案を読むと、こんなばかげた世界を空想してしまう。まるでB級のSF映画だ》
自民党案24条1項では「家族は互いに助け合わなければならない」と規定している。
《これは「道徳」の時間に語るべき内容だろう。国の最高法規に入ると「家族親愛法」も理屈の上では合憲だ。
《自民党は最高法規に対する認識が甘いのではないか。それが96条の先行改正につながっているのではないか。
国民受けが悪く、自民党は参院公約では主張をぼかした。賛成なのに配布用の公約冊子でははずした中小政党もある。憲法改正は参院選の重要な争点。「争点隠し」などせず、堂々と議論を戦わせるべきだ。じっくり耳を傾けて判断したい。(修)》
保守紙と思っていた山形新聞にこんなコラムが載るのか。それほど自民党憲法改正案は常軌を逸しているということである。
とりあえず自民党は一議席でも減らさないと。