リアルあまちゃん―つけまつげとセーマンドーマン

takase222013-06-13

今度の日曜16日は、弊社の制作番組2本が放送されます。いずれもTBS系で全国放送です。ぜひご覧ください。
一つは、夕方6時半からの「夢の扉+」で、「日本のインフラを変える!? 長寿命の“次世代コンクリート”開発〜足元の危険をなくせ! 熱血教師と学生たちの奮闘記〜」
主人公の「ドリームメーカー」は大分工業高等専門学校 都市・環境工学科 教授 一宮一夫さんだ。
【いま、高度経済成長期につくられた道路や橋など社会インフラの老朽化が問題になっているが、下水道管に起因する道路陥没は年間約4700件も発生している。原因の一つは、下水から発生する酸が、コンクリート製の下水管を劣化させたこと。コンクリートは酸に弱いという欠点がある。そこで、酸に強く劣化しない次世代コンクリート『ジオポリマー』開発に挑むのが、コンクリート研究27年、大分高専の熱血教師、一宮一夫。そのパートナーは、一宮のもとで学ぶ学生たちだ。】
サザエさんの裏番組です。
番組HPはhttp://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/

それから、夜11時からの「情熱大陸」の「鳥羽の海に生きる〜親子三代海女一家 中川家」。
三重県鳥羽市相差(おうさつ)町は、今も100人を超える海女が活躍する日本一の「海女の町」だ。祖母・母・娘と三代揃って現役海女の中川家。とりわけ孫の静香はまだ22歳の現役女子大生。去年第57代ミス伊勢志摩にも選ばれた美貌の持ち主だ。
静香は朝漁に出て、終われば大学へ通うイマドキの女子大生だが、命の危険にさらされる海女という職業を選んだのには理由があった。一方、大ベテランの祖母の寿美子(74)や母の早苗(41)が抱く複雑な思いとは?厳しい掟や伝統の世界の中にあって、自らの生き方を探し求める「リアルあまちゃん」の本音に迫る。】
番組ホームページhttp://www.mbs.jp/jounetsu/

写真は静香さん。潜るときもバッチリ「つけまつげ」している。
海女の世界も様変わりだなと思う一方で、7のつく日(7日、17日、27日)には海に入らないとか、鳥羽と志摩の海女ならみな身につける「セーマンドーマン」の魔除けなど、呪術の世界も残っている。
6月3日の朝日歌壇の入選作にこれを詠んだ海女の歌があった。
セーマンもドーマンも海女のお守りと信じて今日も海に入りぬ
              (志摩市) 中村友美
海女の文化は神社とも深い結びつきがあるようで、この番組に関わったのを機に調べてみたい。