今年もバグパイプで締めくくり

takase222012-12-27

きのうは会社の忘年会だった。
飲みすぎて一日二日酔い。
今年も戦場ジャーナリスト加藤健二郎さんがバグパイプ持参で来てくれた。本格的なスコットランド(でしたね?)の衣装に着替えて、素晴らしい演奏を披露。大音響で元気よく一年を締めくくることができた。
おかげさまで、今年も心身ともに元気で年を越すことができそうだ。すべての人に感謝したい。
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年頃の娘が二人もいると、毎年この時期は、華やいだ雰囲気になる。資金繰りでひーひー言ってる父親をよそに、友だちとプレゼントを交換しただの、ケーキをもらっただのという話で盛り上がり、24日の夜、サンタが何を持ってくるかが関心の的になる。
25日の朝は、居間にプレゼントが置いてある。そのそばには、サンタからの手紙が添えてある。なぜか日本語で「来年も来るから、それまで元気で」みたいなことが書いてある。
今年は喪中なのと、下の娘が受験勉強真っ最中なこともあって、(それからサンタが疲れ気味なこともあって)サンタはうちに来なくていいのかと思っていたら、娘がかみさんに「今年はサンタは来ないのか」と尋ねたそうで、それを聞くとやはり出動せざるをえない。
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未来の党は空中分解した。
日本未来の党は27日、党名を「生活の党」に変更し、代表を嘉田由紀子滋賀県知事から森ゆうこ副代表に代えると総務相に届けた。小沢一郎氏ら旧「国民の生活が第一」系の議員が「未来」を引き継ぐ形になり、嘉田氏は阿部知子副代表とともに新たに政治団体としての「日本未来の党」を設立する方針だ。》(毎日新聞
党代表と県知事の兼務を解消せよとする決議がきのう県議会本会議で賛成多数で可決された。出る杭は打たれるというが、大変だなあ。
福島でも、私の知っている首長がいじめられている。
《福島第1原発事故の対応をめぐり、20日に町議会から全会一致で不信任を決議された福島県双葉町の井戸川克隆町長(66)が26日、地方自治法に基づき、議会(定数8)を解散した。40日以内に町議選が行われる。》
全会一致とは厳しい。選挙後の新議会が再び不信任決議をしたら、井戸川さんは職を失う。すべてを覚悟した上での捨て身の行動だろう。きょう、井戸川さんへの年賀状に「ふんばってください」と書いて投函した。
こういう段階、時期を経なければならないのだと思うことにする。一喜一憂していたら体がもたない。
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久しぶりに朝日歌壇の話題を書こう。
先週(16日)は松田姉妹がそろって入選。仲良し姉妹が互いを詠みあったほほえましい歌だ。
しっとりと「くまのプーさん」ジャズで弾く甘えん坊のはずの妹
                    松田梨子
ねえちゃんは去年とそんなに変わらないサンタに手紙書かない以外は
                    松田わこ
常連の高橋理沙子さんも入選したが、面白い「新人」がいた。
部屋の中取り込まれてきたおふとんにボフッと着地お日さまのにおい
                  (東京都)中森美月
たぶん小学生だろう。これから楽しみだ。
気になる歌が二首。
郷さんがそれほどに恋ふるよい日本もう無いといふことは伝へず
                  (アメリカ)古田パーキンス和子
七面鳥(ターキー)を感謝祭の夕食に頂く我ら犯罪者の群
                  (アメリカ)郷 隼人
この郷さんというのは、殺人罪アメリカの刑務所に無期で入っている人。郷隼人は変名で、鹿児島出身だそうだ。何年も前から歌壇の常連だ。
で、今週も郷隼人さん入選。
寒星を仰ぐ獄庭(ヤード)の冬の夜だあれも来るな独りで居たい
この時期、刑務所に暮らす受刑者たちは、物思うことが多いのだろう。
「若手」では室文子さん入選。
かげぼうしすっかりのびてせが高くなった>>気分で公園走る
よい日本がもう無いなどということはありませんよ、郷さん。