普天間の移転先はいらない?

takase222010-04-10

 またまた、駅まで歩く途中の話。公園の去年と同じ場所に、イヌフグリと踊り子草が一緒に咲いていた。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20090428
 他の場所でも、この二つは一緒に咲いていることが多い。なぜなんだろう?
 さて本題、すごい話。
 3月末、旧知のジャーナリスト樫田秀樹さんから「じつは、普天間海兵隊の全部隊がグアムにいくことになっている」という情報を知っていますか、というメールが来た。えっ、どういうこと?
 日本政府は、沖縄にいる1万8000人の海兵隊部隊のうち8000人の司令部だけがグアムに行く。残り1万人のために辺野古に基地を作ると説明してきたが、普天間基地のある宜野湾市の伊波市長が、
 海兵隊司令部だけではなく、ほとんどの部隊がグアムに移転することになっている。1万8000人は定数であり、実数は1万1000人くらい。8000人がいなくなれば残りは3000人。この少人数ではおそらく米本土などに移転する」と言っているというのだ。
 海兵隊がほとんど沖縄から出て行ってしまうとすれば、普天間の移転先ですったもんだしているのはなぜ?ということになる。議論の大前提をひっくり返す大変な情報ではないか。
 テレビ番組「日テレニュース24」で、伊波市長が30分にわたって語っているのを観た。そもそもアメリカ政府が海兵隊の拠点をグアムに移転することを2006年には決定しているのに、そのことを日本政府が確認もせず、国民に説明もしていないと市長は言う。完全収録の録画なので、関心のある方はぜひ観ていただきたい。きっと仰天すると思う。
http://www.news24.jp/articles/2009/12/11/04149543.html#
 2014年には海兵隊は完全にグアムに移ることになっており、その計画は日米政府の毎年の予算もついて着々と実行されているという。ちなみに、グアム移転の費用は日本6:米国4の割合で負担。日本政府が出すお金は60億ドル超にもなる。移転計画の実態をあいまいにしたまま進めていい話ではない。本当のところはどうなのか?
 宜野湾市アメリカの公文書を入手してホームページで公開している。http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2556/2581/2582/1963.html
 「基地渉外課」のコーナーに載っている文書を読んでみた。
(つづく)