ツイッターをはじめよう

takase222010-03-02

忙しくてブログも滞りがちにな日々である。でも、こういう時こそ、せいぜい通勤の途中くらいは、まわりの自然に気をつけようと思う。
梅が咲いていた。春なんだなあ。写真を撮っていたら、「この界隈ではここが一番梅がきれいなんですよ」と話しかけてくるお婆さんがいた。犬を連れている。
「毎朝、ワンちゃんとお散歩なんですか?」
「そこの公園の沼に、きょうカワセミが来ていましたよ」
見知らぬ人とのこういう会話はいいものである。
夜、久しぶりに有田芳生さんと新宿で飲んだ。新宿で34年という人間国宝のようなおかみさんがやっている地味で安い店である。
彼とは気兼ねなしだから、BC級戦犯、インパール作戦から民主党の経済政策が全くなってないじゃないかという話までどんどん話はころがっていく。だが、きょう会ったのは、拉致問題ツイッターで発信する計画を相談するのが主目的だった。
ハイチ地震で、アメリカのスーパースターが二回目の「ウィーアーザワールド」をやっておおいに盛り上がっていた。http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN201002020006.html
この救援は、ツイッターが盛り上げたという。日本でも1円募金をやっていた。http://www.rbbtoday.com/news/20100228/66006.html
そのとき、偶然店に入ってきたのが、三浦小太郎さん(「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」代表)と、会の『カルメギ』という機関紙に「ソウルの路地裏」という面白いエッセイを連載していた依藤朝子さんである。http://hrnk.trycomp.net/karumegilist.php?pageno=2
いやあ、奇遇だなあ。
三浦さんにツイッター計画を話すと、「拉致問題がいまだに本当の国民運動にならない原因は、北朝鮮オタクに牛耳られていることだ。ツイッターでごく普通の若者に広げるのはいい方法だろう」と賛成してくれた。
河岸を変えて、共産党の話など、昔がたりをしていたら、「森まゆみ」が出てきた。今や、日本有数のエッセイストだが、実は大学の一年後輩で、部室が隣同士で親しかった。彼女が私の字を見て「この下手さ加減が私と似ているわね」と評したことも覚えている。ぽっちゃりしてとても可愛く、頭の良い子だった。
有田さんは森さんと親しく、「なんだ知り合いなんだ」と携帯で彼女を呼び出した。声は昔のままである。懐かしいなあ。大学卒業以来だから30年以上ぶりである。
「あしたインドに行くのよ。友達が結婚するので」。
ここのところ、彼女は、すっかりアジアづいている。こんど会って、ゆっくり昔話をしたいものだ。
ところで、ツイッター
私自身はまだツイッターをやっていない。私は、意義と任務がはっきりしないと新しいものに踏み出せないという古いタイプの人間なのだ。このブログも、ブログに関する本を読んで納得してから始めた。今、ツイッターについての本を読んでいるところだった。
有田さんから、「本なんか読まずに、まずやらなくちゃ」とけしかけられた。たぶん数日中にはじめることになるだろう。
いつも流行には背を向けてきた私が、ツイッターなどというものをはじめるとは・・。