香典はネパールの少女のために

takase222008-12-09

12月2日朝日新聞に4月に亡くなったTVディレクターの古賀美岐さん(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20080430)に関する記事があった。民放の環境番組をヒマラヤで取材中に、高山病で亡くなった。
《温暖化による氷河湖決壊の危機を訴えるため、氷河湖「イムジャ・ツォ」(標高約5千メートル)を目指していた。取材開始から5日目の4月下旬、タンボチェ(同約3900メートル)で体調を崩して急逝した》
写真は番組リポーターだった国分佐智子さんのファンクラブのサイトにあった番組の一シーン。
美岐さんは10年前にネパールからインドの売春宿に売られていく少女たちを救出する人々を描いたドキュメンタリーBS日曜スペシャル『ネパール母の家〜人身売買から少女を救え〜』を制作し、番組には00年にATPのドキュメンタリー部門優秀賞が与えられた。https://www.atp.or.jp/modules/award/index.php?id=18
記事は、お母さんのミチさん(72)が香典200万円を、東京のNGO「ラリグラス」を通じて、人身売買から少女を助ける「マイティ・ネパール」とインドの「レスキュー・ファンデーション」に寄付したと伝えている。
記事にあったお母さんの言葉;
「娘は自分を着飾ることには無関心で、気ままな旅が好きでした」
「ネパールやインドで役立つことを喜んでいるでしょう。子どもたちが学ぶ様子を見届けたら、ひょっこり戻ってきそうな気がします」