2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「亡命」に見る望郷と決意

きょうは中秋の名月だ。 台風で午後から強い風が吹いていたが、深夜になってやみ、外に出たらいい月夜である。虫も鳴いている。 月末の資金繰りやら別のトラブルやらでせわしかったが、ちょっと無理して、渋谷に映画『亡命』を観に行った。英語名は”Outside …

あすすめの映画は「避難所」、「亡命」、「双葉町」

きょうは、「地平線会議」の報告会で、藤川佳三さんの話を聞いた。 先日紹介した映画『石巻市立湊小学校避難所』の監督である。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20120907 藤川さん、はじめは、避難所の実情を発信しようとか映画にしようとか思っていなかった…

拉致解決で野田政権が詐欺被害?

プランターの朝顔、上にばかり伸びて全然花を咲かせない。夏も過ぎ、今年は咲かなかったなとあきらめて、始末しようと根っこのところで茎を切った。 支柱に絡んだツルや葉っぱは、すぐに萎れてきた。数日後、片付けてゴミ袋に入れようと思っていたら、なんと…

中国との危機に観るべき映画「亡命」

連日、中国の公船が尖閣に侵入するなか、今度は台湾から40隻の漁船と10隻の巡視船がやってきた。 日本と台湾の巡視船が、洋上で激しいつばぜりあいと放水戦を繰り広げた。テレビで映像を見ていて、非常に心配になる。相手が台湾でなく中国であった場合、こん…

ジャーナリストの安全はTPOで変わる

きょう、無印良品有楽町で、カンボジアで「クメール伝統織物研究所」を主宰する森本喜久雄さんの講演会を聞いた。 十数年前に、彼が一時帰国したときに会ったきりで懐かしかった。講演会のあと、お茶を飲んで旧交を温めたが、森本さんの話に非常に触発される…

ジャーナリストの死は英雄視しなくてよい

今夜は面白いメンバーと飲んだ。 アフガンで拉致された常岡浩介さん、イラクで拉致され、最近シリア取材でブレイクした安田純平さんと新宿で飲んだのだ。 常岡さんはムスリム、なので海鮮モノ。ハラルの肉を捜すのが難しいので。 ジャーナリストでムスリムは…

愛国教育を拒否する香港

きょうの朝日歌壇。 来年もこのワンピース着たいから私あんまり大きくなれない 松田わこ(佐佐木、馬場選) 室文子さんも入選。 山の家ゆっくり食べる朝食はくこの実はと麦入ったおかゆ 室 文子(佐佐木、永田選) 雨あがりきらり光がこぼれてる雲のわれめが…

危険な中国の「尖閣」暴走

中国でかつてない規模の反日暴動が起きている。 15日からきょうまで三日連続で暴徒化し、山東省青島でパナソニック工場やトヨタ、日産の販売店が放火され、ジャスコが略奪されたのをはじめ、全国で「日本」への攻撃が相次いでいる。 個々の日本人に危害を加…

草木染タオルに生きるカンボジアの伝統技法

もう金曜日か。1週間がはやいなあ。 11日火曜日の「ガイアの夜明け」を観ていたら、無印良品が、オーガニックコットンに草木染のタオルを製造する苦労話をしていた。 色落ちしやすい草木染の色を定着させる技術を教えるのが、カンボジアに住む伝説の草木染…

韓国の支援を拒否した北朝鮮

今年、北朝鮮民衆の生活は極めて厳しく、黄海道(ファンへド)で多くの餓死者が出る事態にあることは、今年5月くらいから少しづつ情報が出ていた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120530-00000001-asiap-int この黄海道を8月の台風15号が直撃した…

戦争はもういやだとキャパは言った

朝日歌壇。わこさん入選。 青じそのおいしさに気づいた私こうして人は大人になるんだ 松田わこ(馬場選) 青じそとかミョウガとか、何であんなものが美味しいと大人は言うのだろうと不思議に思っていたら、自分も美味しいとおもうようになった。それが大人に…

石巻市立湊小学校避難所

とてもいいドキュメンタリー映画を観た。 「石巻市立湊小学校避難所」(監督・撮影 藤川佳三)。 http://www.minatohinanjo.com/ 東京では、あと1週間しかやっていないので、きょう急いで紹介したい。 映画のチラシのフレーズがとてもうまく映画を紹介してい…

戦争はクレージーな若者を成長させた

北朝鮮は大変なことになっているようだ。 アジアプレスの石丸次郎さんは、北朝鮮の国内にジャーナリストを育てるという壮大なプロジェクトを立ち上げている。だから石丸さんの下には非常に貴重な内部情報が集まる。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20110113 …

従軍取材は軍の広報か

きょうの朝日歌壇は松田妹が入選。 風船のようにふくらむ図書館のカーテンの中風と二人きり 松田わこ(高野選) ・・・・・・・・ 戦場とか危険地の取材については、あまりにも誤解が多い。 世界各地で紛争処理、武装解除などにあたった伊勢崎賢治氏(東京外…

ジャーナリストの死は英雄視しなくてよい

今夜は面白いメンバーと飲んだ。 アフガンで拉致された常岡浩介さん、イラクで拉致され、最近シリア取材でブレイクした安田純平さんと新宿で飲んだのだ。 え、お前だけ拉致されていないんじゃないかって? 実は、私、タイで最も権威ある“Nation”という…

安全への逃避

激しい雨が降った。 夕方、涼しい風が吹いて喜んでいたら、草むらでチ、チ、チと虫が鳴いている。確実に秋に向かっているのだなあ。もう9月か。 ・ ・・・・・ ベトナム(第二次インドシナ)戦争では、日本人のカメラマンや記者が戦場で大活躍した。 64年の…