2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

分かれる放射能の影響評価4

私の知り合いで放射線検知器を購入する人が増えている。 ツイッターで毎日、自宅周辺の数値を発信している友人もいる。ホットスポット探しが、民間の手で今も精力的に続いている。 「おかみには頼っていられない」という行政への不信が不安を広げ、こうした…

分かれる放射能の影響評価3

月末といえば資金繰り。 ブルーになるが、「お互いさまだよ」と支払いを待ってくれる人や、「あるとき払いで」とお金を融通してくれる人がいたり、情けが身にしみる時期でもある。 きょうは、月末の金曜日。今月も何とか乗り切って一息ついた。一杯やらなく…

分かれる放射能の影響評価2

日記で「つづく」と書いておきながら、翌日には別の気になったことを書いて、元の話を忘れてしまうことがよくある。 きょうは、21日の「分かれる放射能の影響評価」のつづき。 2005年、IAEA(国際原子力機関)本部で開かれたチェルノブイリ・フォーラ…

壁新聞を出した新聞社

宮城県の石巻市にある石巻日日(ひび)新聞社に行ってきた。 石巻市、東松島市、女川町をカバーする地域紙で、震災直後、手書きの壁新聞を貼り出して住民に情報を発信したことで知られる。。 未曾有の震災は、創立99年の老舗の地域紙をも襲った。 社屋が浸水…

総リスクという考え方

振れ止まぬ線量計や行々子 (福島市 ニ宮 宏) 朝日俳壇より (行々子(ぎょうぎょうし)は、ヨシキリのことで夏の季語)ちゃんと水やりをしているのに、鉢植えのアサガオが花をつけない。 ツルはどんどん延びて見上げるほど。なのに、蕾が一つも見えない。…

飯舘村の涙

このごろ、新聞の訃報欄に目が行く。 この間、吉良龍夫(森林学)、松浦総三(評論家)、グエン・カオ・キ(元南ベトナム副大統領、写真)の訃報。本や記事で読んだ人々で、直接の知り合いではないが、それぞれ思い出がある。 ゆうべはNHKスペシャルの「…

汚染地図まで民間がつくるのか

肉も魚も危ないと、不安が募る一方で、時間の経緯とともに、どうしようもないという諦めに似たムードが蔓延してもいる。 政府の無策が大きい。 初動での情報隠蔽と、次々とひっくり返された根拠なき楽観的説明で、政府・東電の言うことは信頼されなくなった…

分かれる放射能の影響評価

今朝の東京新聞に「内部被ばく研究の国際的権威 バズビー博士に聞く」というインタビュー記事が載っていた。(写真は毎日新聞から) クリス・バズビー博士は、ECRR(欧州放射線リスク委員会)の科学議長を務める幹部で、いま来日している。 ECRRは、…

ドクターヘリ、なでしこ、汚染牛

17日の「情熱大陸」で、日本一忙しいフライトドクター、小林誠人さん(兵庫県、公立豊岡病院・但馬救命救急センター長)を放送したが、その準備でしばらくブログが書けなかった。番組はとても好評でうれしい。 小林さんの取材は大変だった。 センターへの…

北朝鮮は食糧不足なのか?2

1週間前、今の北朝鮮は食糧不足なのかについて書いた。 http://d.hatena.ne.jp/takase22/20110707 ジャーナリストの石丸次郎さんのセミナーに出て考えたことだが、きょうは、その続き。 北朝鮮政府は国連や各国政府に食糧支援を要請している。崔泰福(チェ…

ウクライナ学童疎開の真相3

5月7日、モスクワから派遣された生物物理学研究所所長など高官たちは、ウクライナ指導部にこう報告した。 「キエフ市およびキエフ州の現時点での放射能汚染状況は、子どもを含めた住民の健康に危険をもたらすものではない」 「現在、食品に含まれている放…

ウクライナ学童疎開の真相2

キエフ市の全学童を、黒海沿岸に夏の4ヶ月疎開させる措置は、「共産主義だからできた」のではなく、逆に、激しい社会矛盾と権力闘争を象徴する出来事だった。チェルノブイリ事故にどう対処するかをめぐっては、当時のソ連共産党中央内で激しい権力闘争が表…

ウクライナ学童疎開の真相

ギボウシが咲くのを見かけるようになった。(写真はhttp://www.kanshin.com/keyword/972164から) これを見ると、ウルイが食いたくなる。ぬるぬるとした食感のおひたしがうまい。 先日、菅首相のストレステスト発言があったが、菅氏の思惑や内閣の無統率の問…

ネット放送も面白いじゃないか

17時半から19時までのニコニコ生放送終了。 岩上安身さんは初対面。きょうはニコニコのMCだが、岩上さん自身がインターネットのメディアを持って毎日発信している。 放送がはじまる前から、視聴者(と言って良いのか?)からコメントが寄せられてモニ…

北朝鮮は食糧不足なのか?

このところ、何年も会っていない昔の友人や知り合いからメールや電話をいただくということが続いている。 YouTubeに公開したチェルノブイリ映像のおかげである。 あの映像は、正味5日間だけの取材なので、表面をなぞっただけだと私は自覚している。それでも…