2010-01-01から1年間の記事一覧
安部医師は、マスコミと検察が共犯で極悪人に仕立て上げられたと言える。 村木厚子さんの事件は、マスコミが検察による証拠改竄を明らかにした(朝日新聞のスクープだった)のだが、はじめ、マスコミは村木さんがクロだという検察からのリークを垂れ流したの…
きょう、有田芳生さんが初質問した。 舞台は拉致問題特別委員会。 金賢姫の「もう一人の日本語教師」は1960年に行方不明になった木村かほるさん(写真)という「特定失踪者」ではないかという質問にはじまり、中国の領事館に保護された脱北者が2年も中国政府…
検察やマスコミが、事実をゆがめて「悪人」を作り出し、その人間を社会から抹殺しようとする―村木厚子さんの事件は、その恐ろしさを浮き彫りにしたが、ここでぜひお薦めしたい本がある。 村木さんの主任弁護人、弘中惇一郎氏が編著の『安部英医師「薬害エイ…
尖閣諸島領有権の問題で、外務省がホームページで新たに「尖閣諸島に関するQ&A」というコーナーを8日から設けた。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/qa_1010.html 実は、このコーナーの設置は、共産党から追及されてのことだという。情けないで…
検察の横暴の話は続くのだが、ちょっと閑話休題で、昔のすごい人の話をしたい。 最近、歴史を振り返ると、つくづく、日本には立派なリーダーがいたことに気づく。今の覚悟の据わらない政治家たちをみるにつけ、感心させられることが多い。 ことに国難に見舞…
検察の横暴といえば、三井環(みつい・たまき)事件がある。 これもやはり大阪が舞台だった。大阪高検公安部長という最高幹部だった三井氏は、検察の裏金システムを実名で告発する決意をした。 警察の裏金問題については私も取材したことがあり、このブログ…
厚生労働省局長の村木厚子さんの冤罪がはっきりした郵便不正事件だが、無罪判決のあとになって検察による証拠改竄が明るみに出、社会に激震を与えている。 前田恒彦主任検事が証拠隠滅容疑で逮捕され、おととい起訴された。大坪弘道特捜部長と佐賀元明副部長…
10日、軍事パレードでの金正日は驚くほど弱っていた。 手すりにつかまってようやく歩く金正日を見て、党代表者会が延期された理由が彼の健康問題だったのだと納得できた。また、北朝鮮での権力移譲が相当なスピードで進んでいることを予想させた。 実は、…
中国の人権抑圧は二重構造になっていると私は理解している。 劉暁波(リュウギョウハ)氏らのような政治的民主の拡大に関わるものと、チベット族やウイグル族などの民族自決に関わるものと。 天安門後に国外脱出した漢族の民主活動家が、チベットの民族自決…
すばらしい!最初の中国人ノーベル賞受賞者が、政府と闘う人物だとは。 獄中の活動家、劉暁波(りゅうぎょうは)氏がノーベル平和賞を受賞した。共産党一党支配を批判し、法の支配と人権尊重を求める「08憲章」を起草し広めたとして今年2月、「国家転覆煽動…
北方領土問題には、多少、因縁がある。 1989年、私は北方四島の一つ、国後(くなしり)を日本のテレビとしては初めて取材した。これを放送したのは、櫻井よしこさんがキャスターをしていた日本テレビの「きょうの出来事」である。http://d.hatena.ne.jp/…
尖閣列島での中国の対応には、中国に警戒心を持っていたつもりの私も、あそこまでやるのかと驚いた。 しかし、考えてみれば中国にとっては、これまでも繰り返してきた、当然の行為なのだ。 私が東南アジアに常駐していたころ、ベトナムやフィリピンが占拠し…
近所に立派な栗の木があり、大きな毬(いが)をつけている。 出勤途中に見るのが楽しみである。 子どものころ、山の中で、青い毬を足でむいて生で食べたことを思い出す。まだ青い熟していない栗だ。爪で渋をこそいで食べるのだが、これがうまかった。 秋風の…
連日、厳しい会社の資金繰りで各所を駆け回っているが、その相談もあって、世話になっている浅見税理士事務所へ。 所長の浅見哲さんは、「7人の会」の事務局長で、去年、米国、フランス、韓国などの新聞に拉致問題解決の意見広告を載せたさいにご尽力いただ…
日本古代史とりわけ聖徳太子に関しては不明な点が多々あり、議論百出だ。 本屋には、聖徳太子は実在しなかった、また太子は蘇我入鹿だったなどという本まで並ぶ。私は細かい事実関係を確定することには興味がなく、今の私たちに教訓になることを学ぶという立…
聖徳太子が推古天皇の摂政であった西暦600年(推古天皇8年)、第一回の遣隋使が派遣された。 478年(雄略天皇22年)の宋王朝への遣使を最後に、倭と中国王朝との交流は絶えていたから、1世紀以上経っての大陸王朝へのアプローチだった。 第二回目…
きょうのTBS報道特集は、田丸美寿々キャスターの最後の放送だった。 夜、報道特集のスタッフが企画した「田丸美寿々さんと語るパーティ」があって参加した。 その招待状には《およそ16年にわたって「報道特集」のキャスターを務めていただいた田丸美寿…
急な幕引きに驚いた。 《尖閣諸島沖での海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で日本側は、中国の要求に屈する形で中国人船長の釈放を決定した。日本政府は「捜査上の判断」(仙谷由人官房長官)と強調しているが、対中関係に配慮して民主党政権が「政治決断…
アフガンは総選挙の投票日だ。 今朝の朝日新聞カブール発の記事はこう伝えている。 「アフガンの治安状況はこの5年で一変した。NGOの集計によれば、06年1月に81件だった武装勢力による攻撃は今年6月には1319件に増加した。国連によると、国内…
15日、一段と過ごしやすい朝になったなと思ったら、家の前のタマスダレが、なんと3輪も咲いていた。 前日14日に一輪咲いて、驚いたところだった。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20100914 この花が咲いたのは7月の18日ごろで、そのとき私はブログに写真を…
日本は、民主党政権になって、アフガンへの関わり方を変えた。 新テロ特措法の期限が切れる今年1月で、海上自衛隊がやっていた米軍などの艦船への給油活動をやめた。その代わりにと出してきたのが、巨額の「民生支援」だ。 去年11月10日、政府はアフガニスタ…
きのうで猛暑は終わる天気予報は伝えている。朝の涼しさが新鮮だった。 驚いたことに、タマスダレが、嬉しそうに咲いているではないか。ここしばらく花を咲かせないので、もう終わったとばかり思っていた。ルリマツリも今朝はたくさんの花をつけている。気温…
アフガンでは、去年、大統領選挙もあってカルザイ政権が続投、次第に政情が安定しているのではないかと思っている人も多いと思う。 しかし、実際にはとんでもないことになっている。 大統領選挙の投票率は、前回70%だったのが、去年はその半分の30%台に…
9日(木)の夜、常岡さんのお母さんに中華料理をご馳走になった。(写真はテーブルの常岡さん) 常岡さんの前に運ばれてくる料理からは、豚肉が除いてある。お母さんがあらかじめレストランに注文しておいたそうだ。彼はイスラム教徒なのである。 2000年2月…
12日の「サンデーフロントライン」で常岡さんの事件を緊急特集することになり、9日、常岡浩介さんテレ朝に来てもらった。 解放後はじめて会ったが、元気そうで安心した。テレ朝の映像では憔悴した感じだったので心配したのだが。 さっそくインタビュー。常岡…
常岡浩介さんがきょう、ツイッターにこう書いている。(時間順) 《今、オスロのアフガン人の友人アジマールから連絡が入りました。「ジャララバードの家族がイスラム党らしき人々から脅迫を受け、カブールへ脱出した。なんとかならないだろうか」》 アジマ…
常岡さんが帰国した。(写真は時事) 彼はドバイに出たときから、ツイッターでメッセージを送ってきている。そこには驚くべきことが書いてある。彼のツイートをそのまま並べてみよう。 《ただいま、ドゥバイ空港に到着いたしました。明日の夜、関空経由羽田に…
午後1時ごろ、入院している父を見舞いに行こうと駅に向かっていたら、アフガンのジャーナリストから携帯に電話が入った。 「常岡さんが解放された」との情報が現地で流れているが、日本大使館はノーコメントを繰り返しているとのこと。 直後、在京テレビ局の…
夜遅く、帰りの電車でツイッターを開くと、驚いたことに常岡浩介さんからのツイートがある。日本時間の夜10時半くらいに発信されたようだ。 誘拐後の彼からの初めてのツイートである。誘拐された人が監禁場所からツイッターで連絡してくるとは・・・! おー…
異常な暑さが続く。 夏の花で、涼しげな風情をもつといえばルリマツリだろう。この花を見ると救われた思いになる。 きのうツイッターで山形の「だし」をスーパーで買って食べたらうまかったというお便りがあり、この料理を思い出した。最近食べてないが、山…