2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

拉致問題を埋没させるな

拉致被害者家族会はきょう、首相との面会のため、各地からぞくぞくと上京した。鳩山首相、政権発足早々に家族会と会うことで、やる気をみせたのだろう。 羽田空港に着いた家族会メンバーの一人を浜松町で出迎え、オフィスで一緒に昼の弁当を買ってきて食べた…

トイレの世界標準3

近くの公園に秋の七草が咲いていた。 写真は黄色い女郎花(おみなえし)の下にピンクの撫子(なでしこ)。もう秋なんだなあ。 さて、水で清める「タイ式トイレ」の作法である。 日本人の間でもトイレットペーパーの使い方は人によって違うように、タイ式の肛…

トイレの世界標準2

さて、私は既婚者だが、結婚指輪をしていない。結婚してまもなく、ミャンマーのトイレで無くしてしまったのだ。 ヤンゴンの食堂で昼食をとったとき、大をもよおし、トイレに入った。当然、紙ではなく水でお尻を綺麗にする「手動水洗方式」である。普通は小さ…

トイレの世界標準1

ベトナムに初めて行ったのは、南北統一直後だから30年も昔の話だ。 南部メコンデルタをバスで移動していた私は下痢をしていた。押し寄せてくる腹痛と便意に汗がたらたら流れてきた。我慢できなくなって、運転手に助けを求めた。 見渡す限り、田んぼや畑が広…

セミパラチンスクと北朝鮮4

ソ連、中国、北朝鮮の核開発に共通の構図が見られるのは、北朝鮮が、共産主義的全体主義の一変種であるからに他ならない。 私はかつて共産主義者だったが、権力についた共産党がおそるべき犯罪行為を犯しており、「人民の民主主義的権力」などという美しいス…

セミパラチンスクと北朝鮮3

先日このブログに書いた「ル・モンド」紙の意見広告を、三浦小太郎さんが、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」のホームページで、紹介してくれた。http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00138 三浦さんは、この意見広告に「深い感慨を覚えまる」と書いて…

セミパラチンスクと北朝鮮2

カザフスタンにセミパラチンスクという場所がある。ここは旧ソ連時代、核実験場とされて、40年間にわたり467回もの核爆発が行われ、住民が甚大な被害をこうむったことで知られている。 一方、中国はウイグルで46回の核実験を行っており、ここでもすさまじい…

セミパラチンスクと北朝鮮1

きのう、民主党政権にかわった歴史的瞬間をテレビで見ていた。 いつまでも続くかと思われた自民党支配の終焉は実にあっけないものだった。フィリピンの民衆革命もソ連の崩壊もそうだが、歴史的な変動は、終わってみると簡単にいつの間にか実現したように感じ…

きょうは宇宙の日

きょうは「宇宙の日」だ。92年に毛利衛さんがスペースシャトルで飛んだ日で、日本だけの記念日だが。 これに合わせたわけではないが、このところ、日本のロケットH2Bの発射成功や、次の宇宙飛行士候補に決まった金井宣茂さんが海上自衛隊を退職したニュー…

意見広告ついに「ル・モンド」紙へ

私は「7人の会」で拉致問題の解決を訴える意見広告運動をやっているが、アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」(4月)、韓国の三大紙(6月)に続いて、このほど、フランスの「ル・モンド」に掲載される見込みになった。 北朝鮮による日本人をはじめとする…

温室効果ガス25%削減への反応

7日、鳩山由紀夫民主党代表が、温室効果ガス削減の中期目標について「2020年までに1990年比で25%」という高い数字を上げた。これは内外に大きな波紋を投げかけ、主要紙の社説も割れている。 私は以前、日本経済新聞が社説で環境への取り組みに非…

中村哲医師とアフガン6

中村哲医師の母方の祖父は、玉井金五郎といい、火野葦平(ひの・あしへい)の小説『花と龍』の主人公である。 火野葦平は金五郎の長男で中村さんの伯父(母親の兄)にあたる。若い人は聞いたことがないかもしれないが、芥川賞を受賞し戦中には大変な人気作家…

中村哲医師とアフガン5

中村医師とペシャワール会は、貧しい子どもの教育のため、イスラム寺子屋ともいえる「マドラサ」とモスクも建設している。写真は今年3月、現地住民が総出でマドラサの屋根打ちをしているところ。 中村哲医師に関して、私の印象に残ったエピソード、言葉を紹…

覚りへの道18−内面のレベル2

内面の発達レベルは、学問的にもきちんと段階に分けられるという。 目に見えないものでもランク付けできることは、たとえば将棋の実力判定を考えてみると分る。将棋連盟の免状が欲しい人は、プロ棋士などの高段者と対局をして、「君は5級」、「あなたは2段」…